日本で人工妊娠中絶を行うなら

最終更新日 2024年10月29日 by fukush

赤ちゃんを授かることはとても尊く、ハッピーなこととして受け取られることが多いです。
しかし、中には望まない妊娠や産んでも育てられないケースもあります。
そんなときには人工妊娠中絶を選択することになりますが、そこに至るまでの過程は想像以上に複雑で、色々と注意が必要です。

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なかなか周りに相談をしづらい

まず、とてもデリケートな問題だけに、なかなか周りに相談をしづらいという人がたくさんいます。
考え方によっては反対されることだってありますし、きつい言葉を投げかけてくる人も少なくありません。
親や家族にも相談しにくい問題ですし、仲の良い友人にも話しづらいという現実があります。
自分の中で決断をするためにも、ある程度の時間は必要です。
じっくりと考えて結論を出したいところですが、そうも悠長に構えてはいられません。

人工妊娠中絶が可能な期間は妊娠から21週と6日まで

日本で人工妊娠中絶を行うには、可能な期間が存在しています。
それは妊娠から21週と6日までです。（参考：神戸 中絶）
この期間を過ぎてしまうと、手術はできなくなってしまいます。
根拠になっているのは母体保護法という法律で、それ以上は危険が大きくなりすぎるためできないという理屈です。
ここでさらに気をつけなければいけないのは、妊娠をしてもすぐに気づくことは稀だという現実です。
気づいたときにはすでに数週間が経過しているという場合がほとんどで、中には数ヶ月経過しないと気づかない人だっています。
意識したときにはかなりの時間が経過しているため、決断をするための時間は相当短くなってしまいます。

初期ならば掻爬法や吸引法といった比較的簡単な手術で済む

肉体的・また精神的な負担を考えても、人工妊娠中絶をするなら早いに越したことはありません。
ごく初期ならば、掻爬法や吸引法といった比較的簡単な手術で済みますが、時間が経つと通常の出産とほぼ同じプロセスを踏むことになって、負担が増します。
赤ちゃんが大きくなるスピードには個人差もありますが、いずれにしても早く決断して早く手術をする方がベターです。
人工妊娠中絶で実際に手術をするのは、女性です。
お腹に宿った赤ちゃんを出産することなく中絶することに対して、罪悪感を抱く人はたくさんいます。
立ち直るまでにしばらく時間がかかるのが一般的で、なかには何年も気持ちを引きずってしまう人さえいます。
人工妊娠中絶をした後の精神的なケアも、不可欠です。

まとめ

周りに知られずに行いたいという人も多いですが、初期に近い期間なら日帰り手術も可能です。
お医者さんとよく相談をする必要はありますが、1日で済ませたいと考えているなら、やはり早い決断が求められます。