細分化され複雑になっているプロモーション

細分化され複雑になっているプロモーション

最終更新日 2024年10月29日 by fukush

プロモーションとは購買意欲を高めるために行われる4Pの1つ

プロモーションは購買意欲を高めるために行われ、4Pの1つとされています。

マーケティングを分解すると、製品を意味するプロダクトや価格を意味するプライス、場所を示すプレース、そして手段を表すプロモーションに分かれます。

企業にとって最大の目的は製品を多くの人に買ってもらうことです。

そのために、まずどの人たちに買ってほしいか、その購買層を特定させないといけません。

購買層を特定させてから製品の開発が始まり、それに付随して値段が決まり、販売する場所などが決まります。

その中でこうした商品が市中に出回るというのをお知らせするのがプロモーションであり、非常に重要な意味合いを持ちます。

実はプロモーションはその概念が非常に広く、ここからまだ細分化できます。

例えば広告もその1つとなっています。

販売促進や広報、セールス営業、ダイレクトマーケティングも含まれます。

多くの人にその製品を知ってもらうために何を用いれば最大限に広まるのか、そうした視点で考えていくのがプロモーションであり、マーケティングということです。

広告の中でも近年はより細かくなっており、新聞での広告やテレビラジオ、インターネットに雑誌、街頭での看板などたくさんあります。

それをいかにチョイスしていくかが非常に重要な意味をなし、間違えてはなりません。

若い世代を購買層にしたい場合は、テレビを見ようとしない人が増えて、意外にスマートフォンでラジオを聴いたり、動画サイトで動画を見ていたりする現実を知る必要があります。

そうすればテレビではなく、あえてラジオに広告を出したり、インターネットを中心とした戦略を立てていくことができます。

テレビCMで堂々と宣伝することが価値を高めることにつながる

業界によってはテレビCMで堂々と宣伝することが価値を高めることにもつながります。

近年のスマートフォンアプリのCMがそれです。

実際に利用する人は若者が中心であり、一見すると無駄に見えますが、テレビCMを流すところはちゃんとした企業というイメージがあるためにプラス面が大きくなります。

CSなどを中心に健康食品に関するCMが多く流され、地上波でも流されることが増えてきましたが、このケースは様々なプロモーションが含まれています。

広告によって多くの人に知ってもらうということができ、初回購入やお試し価格と称して安く利用できるようにし、場合によってはセールス営業をかけたり、ダイレクトマーケティングが行えるようになります。

CSでのCM料はそこまで高いわけではないものの、CSを見る人は自然と年齢層が高い人たちです。

かしこまった番組が多いCSでも一見すると似つかわしくないものが多いのは、色々な要因が含まれているためです。

近年増えているSNSでの販促

近年増えているのがSNSでの販促です。

特に最近は自社のSNSアカウントを作成し、そこでキャンペーンを行うケースが増えています。

以前に横行したスパムアカウントでの手法はこれを拡散してくれた人の中で1人に景品をプレゼントというものを行って、大規模な拡散に成功していました。

これを企業も行うようになり、自社の新製品を発売前に提供することができます。

しかも無料で簡単に行えるため、多くの人が自然と参加し情報が一気に広まるようになります。

そして実際に当選し、その新製品を手にした人が感謝の気持ちを込めて感想を述べれば印象もさらに上がります。

販促ツールとしてSNSが使われることはここ数年で増えましたが、簡単に応募ができるようにして爆発的な拡散が期待できるようになったのも大きな部分です。

若者は当然その存在を知り、商品目当ての人やあまりSNSには触れない中年以上の層に関してもどんどんと拡散されていきます。

特にコンビニで簡単に引き換えできるようなものは気軽にやりやすく、それでいてそこまで値段をかける必要もありません。

年々やり方が複雑になり、短銃なものではなくなっている

今までのようにワンパターンのやり方ではなく、様々な方法があってそれをミックスさせていくことにより、さらに効果的なものにしていくことが可能になっています。

エイプリルフールやハロウィンなどちょっとしたイベントが行われる場合でもこうしたSNSはフル活用されます。

ユニークな嘘をつき、面白いと思わせれば好感度が上がる一方、楽しいイベントを模索する企業アカウントがあればかなり好感が持たれるようになります。

単にテレビCMを流すだけだと上から目線で情報を押しつけられている印象になるものの、SNSを介すれば同じ目線から情報が与えられ、しかも好感度が持てるという状況になっています。

それだけ年々やり方が複雑になり、単純なものではなくなっていることを知っておくべきです。

購買意欲を高めるために宣伝を行う一方、好感度が高くないと購買意欲にはつながりません。

どのようにして好感度を高め、購買意欲につなげるか、それが1つのトレンドです。

新聞広告を出せば多くの人に知ってもらえるというのは昔の話であり、ミックスさせてやっていかないといけません。

 

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